ぶどう畑のできごと da Regina

今日、萌芽前のぶどうに石灰硫黄合剤を散布した。動力噴霧器(エンジンの付いたポンプのようなもの)でポリタンク内の薬液を散布します。ところが、エンジンは起動しないし、ホースの接続部から漏れるしで、トラブルだらけ。トラブルサーチand修理で散布するまでに2,3時間もかかってしまった。この動力噴霧器は5年ほど前に農機屋さんで廃棄予定だったものを譲ってもらったもので、ポンプにも問題を抱えているし、寿命間近かな？

ちなみに、石灰硫黄合剤とは1851年にフランスのグリソン氏が発見した多硫化カルシウムを主成分とした強アルカリ性褐色液剤です。ぶどうでは萌芽前の休眠期に散布し、黒とう病、晩腐病、ダニ類に効果があり、硫黄で菌などが窒息すると言われているが、詳細は明らかではない。 この農薬は毒性は低いが、皮膚に触れて数時間ほっておくと皮膚が傷つき、傷みます。それから、とにかく臭くて汚い。私の経験した中でよく言えば箱根大湧谷や蔵王温泉と同じ臭いである。薬液の付着したところは白黄色に染まり、取れにくいし、金属は錆びるし、安くもない。個人的にはあまり好きではない。でも、鼻に臭いが残っていて、散布した後に風呂につかれば温泉気分になります。