ロザリオビアンコ-独断と偏見のぶどう品種紹介52010年03月31日 23時34分56秒

ロザリオ・ビアンコ

1976年に山梨県の(株)植原葡萄研究所が世界的に有名なロザキとマスカット・オブ・アレキサンドリアを交配して生まれた品種です。糖度は20~21度、一粒重は8~14g。果粒は黄緑色で巨峰よりやや小さめです。酸味が少なく甘みが強く上品な味です。関東地方ではかなり知られるようになってきたようです。

熟期は9月上旬~中旬で、やや病気に弱い。若木などの樹勢の旺盛な場合は萌芽が遅く、むらがあることが欠点。栽培は山形以南で可能。5年目頃から粒の張りもよくなり、味ものってきてとてもおいしくなるようです。

市場では緑色のヨーロッパ系ぶどうは鮮やかな緑色の状態で出回っていますが、完熟すると黄色に近い色になります。見た目の鮮やかさより、旨さを味わっていただくため、完熟を重視して収穫します。

巨峰は好きでもアレキや本品種などのような緑色のヨーロッパ系品種はあまり口に合わないという方もいるようです。

個人的には好きな品種です。

コメント

トラックバック