ぶどうの芽も大きくなってきました2007年04月07日 22時06分26秒

最近になって肌寒い日が多くなったように思いますが、ぶどうの芽も大きくなってきました。写りが悪いのですが、写真は雨除け栽培の安芸クイーンの芽です。1週間もすれば、葉が出てくるでしょう。芽の周りの白いものは、1週間ほど前に冬眠期防除として散布した石灰硫黄合剤の多硫化イオウの結晶です。ぶどうの病気予防に使用する農薬でボルドー液と石灰硫黄合剤はカルシウムやイオウ分などが枝や葉に白く残りますが、毒性が極めて低く、JAS有機栽培にも使用が認められている農薬です。

ちなみに、ぶどうの栽培方法は出荷時期(巨峰の場合)に合わせて

  1. 超早期加温栽培 4月頃出荷
  2. 早期加温栽培   6月頃
  3. 加温栽培      7月頃
  4. 無加温栽培    8月初頃
  5. 雨除け栽培    8月半頃
  6. 露地栽培      8月下頃
があります。暖房費を考えると、加温栽培より出荷時期の早い場合には、販売先と価格が問題になってきます。本園では旬の時期の出荷を考えていますのです、今年は雨除け栽培と露地栽培、来年以降は無加温栽培にする予定です。加温ハウス栽培では、すでに数枚の葉が出ていました。

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