大切な剪定鋸を折ってしも~た ― 2009年02月10日 19時06分37秒

直径8cmぐらいのぶどうの木を切っていて、大事な道具の一つである剪定鋸の刃先が欠けてしまった。ちなみにこれで2回目なんだな、情けなや(>_<)。
鋸は岡恒の折りたたみ式。前から径の太い枝を切るときには刃の長さが短く感じていたり、ついでに折りたたみ式でない物にしようかなど考え出したんだけど、そんな暇はない!欠けた鋸でぶどうの剪定を頑張るべや!
葛の根 ― 2009年02月01日 21時45分40秒
ぶどうを植える前に覆っていた葛の根を集めた写真です。葛の根の一株は山芋を大きくしたような感じです。
ちょっと大きめのトラクターで耕してもらうと葛の根の一部が出てきます。トラクターのロータに葛のツルが絡まるので、一回まっすぐに耕してもらってロータを掃除、向きを変えてまたまっすぐに耕してもらって、ロータを掃除するという手間のかかる作業でした。
それから、地上に頭の出てきた葛の根を一本一本、引っこ抜いていくのですが、ロータに引っかからなかった深い根は、シャベルで掘り出しました。人に手伝ってもらったのですが、かなり疲れました(@<>@;)。
ちょくちょく畑の横を通る猟師のおじさんは、子供の頃は葛の根を掘って、小遣い稼ぎしていたらしいです。本葛粉や風邪薬の材料になりますからね。これだけの根があれば少しはお金に変えられたかもしれませんが、その時はそんな余裕はありませんでしたv(>w<)v。
ぶどうの苗を植える前の荒れた畑の様子(2/2) ― 2009年01月31日 16時07分08秒
ぶどうの苗を植える前の荒れた畑の様子(1/2) ― 2009年01月31日 15時50分01秒
今までぶどう畑を始める頃の記事を書いたことがなかったので、少し書いてみたいと思います。
写真は約7年程前、ぶどうの苗を植える前の荒れた畑の様子です。奥の方の開けた所は苗木屋さんの畑です。その前までがうちの畑で全体の約半分くらいが写っています。以前、ぶどう畑だった所なのでぶどう棚はありましたが、棚の下は雑草だらけで何も見えません(。>_<。)
手前の方の雑草はススキやアワダチソウなどなので刈払機(エンジン付きの草刈り機)で刈るとそんなに手間はかかりません。
しかし、壊れた車の向こう側は全て葛で覆われていました。葛はツル性の植物で根は精製して高級和菓子に使う本葛粉や風邪薬の材料になります。生長はすさまじいく、低木なら覆い隠してしまい、高木や竹などには絡みついてどんどん登っていき、場合によっては絡みついた木々をへし折ってしまうこともあります。
このような葛が約50aのぶどう棚に絡みつき、棚の下は数m先も見えない程で何が出てくるのか分からないようなジャングル状態でした。機械で刈るわけにも行かず、一本一本、棚の針金に絡みついているツルを手で切っていきました。それだけで1年弱程、費やしました。”我ながらよく1年でできたな”と近くの山の葛を見ると思い起こされます。
憎っくきコウモリガ ― 2009年01月26日 20時05分44秒
山の林の中にはコウモリガというちょっと大きい蛾がいます。こいつが夏から秋の夕方にぶどう畑に飛んできて、ふらふらと飛びながら卵を産み落とすのです。こいつの幼虫は食欲旺盛で植物体なら枯れていても食べるそうです。
こいつには、ぶどうの枝の周囲をぐるりと一回り食べられることが多いので、その先の枝が枯れてしまうことが度々あります。落葉した後の剪定の時期には、被害跡が見えやすくなるので、大きな食害跡を見つけてしまったら、大ショック…。
幼虫も大きく、枝の中に潜んでいることがほとんどなので、殺虫剤を散布した程度では殺虫も予防もできません。被害場所を穿って、針金で刺すという地道な方法しか手がないのです。地面に面している主幹の周りを除草すれば地面から這い上がってくる虫には予防になるのですが、枝に卵を落とされてはどうしようもないという手強い相手です。
大事な枝にだけは取り憑かないで欲しいと願うばかりです。